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水道屋の腰道具7選。選び方のポイントも解説

水道屋の腰道具7選。選び方のポイントも解説 工事
水道屋の腰道具7選。選び方のポイントも解説

水道屋の腰道具は、水道工事に欠かせない工具一式のことです。作業中に必要なものをすぐに手に取れるよう、腰袋やベルトなどに付けておくことから腰道具と呼ばれています。水道屋の作業ではさまざまな工具を使うため、腰道具一式を揃えておく必要があります。

 

本記事では、水道屋の仕事で欠かせない腰道具の種類から、腰道具や腰袋を選ぶポイントについて解説します。作業の生産性にも直結する腰道具を選ぶために、ぜひ参考にしてください。

 

水道屋の必需品「腰道具」とは?

「腰道具」とは、一般的に職人が現場仕事で使用する道具類の総称です。作業中に必要なものをすぐに手に取れるように、腰のベルトや腰袋と呼ばれるポーチに道具を装着することから、腰道具という呼び名が付いています。

水道屋の腰道具は、水道設備の修理やメンテナンスなどで使用する工具一式のことです。工具の種類や数には特に決まりはなく、個人で内容は異なります。また、腰道具という名前で販売されているわけでもないため、作業内容や自分の好みなどに応じて選ぶ必要があります。

 

水道屋の腰道具7選

水道屋の代表的な腰道具は、以下のものがあります。

  • パイプカッター
  • モンキーレンチ
  • スケール
  • ドライバー
  • 水平器
  • プライヤー
  • バンドラチェット

各アイテムの特徴や種類などについて見ていきましょう。

 

 

パイプカッター

パイプカッターとは、塩ビ管や金属のパイプを切るための工具です。カットしたい部分に刃を当てて、何度か回転させるだけで簡単にまっすぐに切断できます。ゴム板などの切断から配管の切り口のバリ取り、塗装剥がしまでさまざまな用途で使えるため、必需品の1つといえます。

特に、刃の幅があり、厚さのある配管もカットできるタイプは現場で重宝します。種類によりますが、多くの場合、銅管や真鍮管、アルミ管、塩ビ管、ステンレス管など幅広い素材に対応可能です。

使う際には、素材にあわせて力加減を調節することがポイントです。ステンレスや銅管は薄い金属のため、力が強すぎると刃がめり込んでしまい、変形する可能性があります。また、塩ビのように柔軟性の高い素材は、締めつけが弱いとなかなか切断できず、切り口が汚くなりやすいため注意しましょう。

切り口をきれいに処理するためには、面倒でもガイドラインを付けておき、数回に分けて徐々に切断すると良いでしょう。 

 

 

モンキーレンチ

モンキーレンチとは、さまざまな大きさのボルトやナットを回す際に使用する工具です。一般的なレンチと違って、ウォームと呼ばれるギアで開口部の大きさを調節できま配。1つあれば、さまざまなサイズのボルトやナットの締め付けや取り外しに使えます。

モンキーレンチを選ぶ際には、ウォームギアが回しやすいかを確認しましょう。製品によってはウォームの遊びが大きく、自然に開きやすい場合もあるため、ボルトやナットを掴むあごの部分が固定できるものが理想的です。

オーソドックスなサイズのモンキーレンチを1つ腰道具に加えておきましょう。なお、「モンキー」という名前の由来は、開閉する頭部の形が猿に似ていることや、工具の発明者の名前(Charles Moncky)に由来すること、など諸説あります。

 

 

スケール

スケールとは、いわゆるメジャーと呼ばれる計測器のことです。水道工事や配管工事で職人が使っているのは、薄い金属でできたテープの先に爪が付いている「コンベックス」とも呼ばれるものです。

目盛りの付いたテープの先に爪が付いているため、計測したい箇所の端に引っかけて使いやすい点が特徴です。水道屋は1人で作業することも多く、爪を使って簡単にスケールを伸ばして計測できるスケールは必需品といえます。また、使い終わったら本体のボタンや爪を押すだけで巻き取れるため、効率的な作業が可能です。

水道屋が使うスケールは、水で濡れてしまう可能性があるため、水に強く錆びない製品を選ぶ必要があります。また、垂直方向に計測することも想定し、テープが簡単に折れ曲がらないかどうかも確認しましょう。

 

 

ドライバー

ドライバーは、多くの人が知る代表的な工具で、ネジやビスを締めるために使用します。水道配管を支える金具の取り付けや取り外し、配管ボックスや止水栓など多くのシーンで使うため、水道工事における必需品の1つです。

主流なのは、プラスドライバーやマイナスドライバーで、それぞれにさらに細かな種類があります。基本的にプラスドライバーは2番(軸径6mm)、マイナスドライバーは6番(6×100mm)の2つでおおむね対応できます。

ドライバーを選ぶ際は、軸部分とグリップ部分の材質を確認しましょう。一般的な製品は軸は合金鋼なので、防錆処理が施されているものが安心です。グリップは木星やステンレス製など製品によってさまざまですが、グリップ力が高く安定的に作業できる樹脂製が望ましいでしょう。また、先端部分が磁石になっているタイプは、小さなネジを扱う際におすすめです。

 

 

水平器

水平器(水準器)とは、地面に対する角度や水平を確認するための測定工具です。水道工事では、配管の中を水がスムーズに流れるよう、適切な勾配を確保するために使われます。給水配管では内部でスムーズに流れるよう水平を保つ必要があり、水平器を使った確認が重要です。

また、配管を固定する支持金物を設置する際にも使われます。角形水平器や平型水平器などの種類があり、角形は平面や丸いものの垂直を測定する際に、平型は平面や丸いものの水平や傾斜の測定に用いられます。

製品は、本体にマグネットが付いていて、貼り付けて測定できるものや、デジタル表示などの種類があります。

 

 

プライヤー

プライヤーとは、ペンチに似た形をした工具で、ものを切る、曲げる、掴む、潰すなどさまざまな作業が可能です。あご部分にギザギザが付いており、モンキーレンチよりも簡単にしっかりと掴めます。

また、ペンチよりもプライヤーの方が開口範囲を広げられるため、大きなものを掴みやすい点も特徴です。水道工事で使うなら、プライヤーの中でもウォーターポンププライヤーが向いています。

ただ、鉄製のものはグリップ力が強く、配管を傷つける可能性があるため、プラスチック製のウォーターポンププライヤーも用意しておくと無難です。

 

 

バンドラチェット

バンドラチェットとは、一方向だけに回せるラチェット方式の吊りバンドで、ラチェット式ベルトとも呼ばれます。調節できる方向が一方向に制限されており、ベルトを引っ張るだけで自動で締められるため、片手で調節しやすい点が特徴です。

頑丈で壊れにくく、一度購入すると長く使えて、コストパフォーマンスが高い点がメリットです。水道工事をはじめ、配管工事や現場仕事で役立ちます。

 

 

腰道具を選ぶときのポイント

腰道具にはさまざまな製品があるため、いざ揃えようとすると迷ってしまう場合もあるでしょう。ここでは、水道屋の腰道具を選ぶポイントを3つ紹介します。

 

 

メーカーで選ぶ

水道屋が使う腰道具は、工具専門のメーカーからホームセンターのプライベートブランドまで、さまざまなメーカーが取り扱っています。メーカーごとに得意分野が異なるため、アイテムごとにメーカーを変えるのも1つの方法です。

代表的な工具メーカーには以下があります。腰道具選びの際に参考にしてみてください。

  • KTC(京都機械工具):高精度で耐久性の高い工具を自社工場で生産
  • MCC:国内で初めてパイプレンチを販売したとされる老舗メーカー
  • スーパーツール:使い勝手の良い製品をリーズナブルな価格で提供
  • シグネット:機能性とおしゃれなデザイン性のバランスが魅力
  • アストロプロダクツ:リーズナブルなセットが魅力の全国チェーンの工具店

 

実用性で選ぶ

現場で使用する際の実用性は、工具選びで欠かせないポイントです。工具は重量のあるものが多いため、可能な限り用途に合った工具の種類やサイズだけを揃えておくと、無駄がありません。

また、「大は小を兼ねる」と言いますが、実際に使わないサイズや種類が多いと逆に使いにくくなる可能性があります。目的に合った機能を持っているか、使いやすいサイズや素材であるか、などに注目して腰道具を選ぶことが大切です。

 

 

耐久性で選ぶ

現場で扱う部材は、金属や塩ビなど頑丈なものが多く、作業で使う工具にも耐久性が求められます。リーズナブルに購入できても、耐久性が低ければすぐに壊れてしまい、買い替え費用がかさむ場合があります。

高品質で耐久性に優れた工具は、値段は多少高めですが、長く使えるため結果的にコストパフォーマンスは高くなります。また、同じ製品を使い続けていると手に馴染んでくるため、作業効率の向上も期待できます。

新しく工具を購入する際には、製品の保証制度もチェックしておきましょう。保証内容や保証期間はメーカーごとに異なりますが、永久保証や故障した際に部品の供給を保証しているところもあります。

 

 

作業性を高めるなら腰袋も重要

水道屋の腰道具は、まとめて腰袋に入れて作業を行うのが一般的です。ここでは、腰袋の種類や選び方について解説します。

 

 

腰袋の種類

腰袋は、通常作業着の腰ベルトに通して使います。いくつか種類があり、作業で使う腰道具の量やサイズによって、選ぶべき腰袋の種類は異なります。代表的なタイプは以下の通りです。

  • 汎用タイプ:大きさは20~25cmほど、マチ付きの基本的な腰袋
  • ポケットタイプ:ポケットやホルダーが多く、工具ごとに整理しやすい
  • 釘袋:大工用の腰袋によくあるマチなしタイプで、容量は少なめ
  • 道具専用タイプ:入れる工具の形に合わせた専用ホルダー
  • MCC:国内で初めてパイプレンチを販売した老舗メーカー

他にも、カナヅチやドライバーなどを1つずつ入れるツールホルダーなどがあり、腰袋と併用する人もいます。

 

 

腰袋の選び方

腰袋を選ぶ際には、使い勝手や機能性が重要です。収納力があるものは、さまざまな腰道具とまとめて入れられますが、サイズが大きすぎると邪魔に感じるかもしれません。反対に、収納スペースが小さすぎると出し入れしにくくなり、道具を落とすなど作業性が下がる可能性があります。

持ち歩く道具がすべて入ることを前提とし、使い勝手と機能性のバランスを考えることが大切です。また、ポケットや仕切りを備えたものは、腰道具ごとに定位置を決めておくと作業中に扱いやすくなります。

腰袋の素材は、ポリエステルと皮革が中心で、帆布製などがあります。現場でちょっと引っ掛けただけで破ける、壊れるといったことのないよう、しっかりと厚みのある生地でできたものを選びましょう。

 

 

まとめ

腰道具は、水道屋の仕事に欠かせない工具一式のことです。代表的な腰道具には、パイプカッターやモンキーレンチ、スケール、ドライバーなどがあり、通常は腰袋と呼ばれるポーチに入れて携帯します。

腰道具の使い勝手は、作業効率や生産性を左右するため、自分が扱いやすいものを選ぶ必要があります。さまざまな工具メーカーから多くの製品が販売されており、種類や特性もさまざまです。実用性や耐久性も考慮して、自分に合った腰道具を揃えましょう。

 

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