自治体から下水道排水設備工事事業者として指定を受けるには、営業所ごとに専属の下水道排水設備工事責任技術者の配置が必須です。
排水設備の新設などの工事に関する技術上の管理や作業員への指導監督を担当します。
排水設備工事責任技術者とは?
排水設備工事責任技術者とは、排水設備の新設等の工事作業員の指導監督に携わる公的な資格者です。
排水設備を新設・撤去する工事の施工計画や既存設備のメンテナンス、作業員に対する技術指導や現場での監督も行います。
工事の施工品質を確保するため、必要に応じて排水設備工事の完了検査にも立ち会います。
自治体から排水装置工事事業者として指定を受けるには、営業所ごとに専任の排水設備工事責任技術者の配置が必須です。
試験に合格後も5年に1度、勤務地の自治体で資格更新手続きが必要となります。
なお、給水装置工事と同様に、排水装置の工事そのものは資格がなくても施工できます。
排水設備工事責任技術者の取得方法
排水設備工事責任技術者の資格試験は都道府県ごとに、公益財団法人日本下水道協会が指定した実施機関で受験する仕組みです。
試験は基本的に年1回ですが、岡山県のように2年ごとに実施する都道府県もあります。
受験資格は都道府県によって異なり、新潟県の場合だと以下のいずれかの条件を満たせば受験可能です。
- 高校の土木科・建築科・衛生工学科に相当する課程を修めて卒業した人
- 高校を卒業してから1年以上、排水設備工事や下水道工事・水道工事の設計・施工の実務経験がある人
- 最終学歴を問わず、排水設備工事等の設計又は施工に関する2年以上の実務経験がある人
出題範囲は下水道法令と自治体が発行する「下水道排水設備指針と解説」の項目で、合格点は100点満点中70点以上です。
問合せ・詳細
排水設備工事責任技術者試験の各都道府県における実施機関一覧
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