- 2024年11月15日
JWCADで全体表示をする方法は?2つのやり方とファイル送信時の注意点
Jwcadに関する知識
JWCADで図面を縮小しすぎると「画面上に図面が見つからない」ということがしばしば起こります。
また、人から受け取ったファイルを開いたときにも「何も表示されていない」ということがたまにあるものです。
こうしたケースは「全体表示」をすることで解決します。
JWCADでの全体表示のやり方は主に2つです。この記事では、まず2つのやり方を解説します。
そして、第3者にJWCADのファイルを送るときの注意点と、水道工事・電気工事の事業者におすすめのCADソフトを紹介します。
コンテンツ
方法1:マウスの左右ボタンを同時にクリック
1つ目の方法は、「マウスの左右ボタンを同時にクリック」することです。こうすると「移動」という文字が出ます。
ここで、この「移動」の文字を無視してマウスを右上に動かしましょう。
すると「移動」の文字が「全体」に変わります。そこで左右ボタンから指を放すと全体表示になります。
全体表示に成功したら、また左右ボタンを同時クリックし、今度は「移動」の文字が出たら指を放してみましょう。
こうすると、その部分を中心として画面が移動します。
方法2:ステータスバーの「画面倍率・文字表示」ボタンをクリック
2つ目の方法は、画面下部のステータスバー右端にある「画面倍率・文字表示」ボタンをクリックすることです。「× 0.50」のように倍率が表示されていますが、これをクリックします。すると「画面倍率・文字表示」というダイアログがあらわれます。
メニューのなかの「用紙全体表示」というボタンをクリックしましょう。
これで、画面全体に図面が表示されます。
ステータスバー右端に「倍率」が表示されていない場合は、メニューバーの「設定」から「画面倍率・文字表示」を選んでください。
第3者にファイルを送信するときは「記憶解除」をして保存する
JWCADのファイルを人とやり取りする場合は、「最初から全体表示された状態」のファイルを渡すことが大切です。通常は何もしなくてもその状態になりますが、そうならないこともあります。
ファイルが全体表示されていない状態になるのは、「表示範囲記憶」という機能を使って保存をした場合です。
この機能は文字どおり「表示範囲を記憶」してしまいます。
そのため、つぎにファイルを開くときも「前回の画面」から始まります。
その「前回の画面」が縮小しすぎた画面の場合、図面が見つからなくなるのです。
このような状態でファイルを送らないためには、「記憶解除」が必要になります。
「記憶解除」のボタンは「画面倍率・文字表示」のメニューのなかにあります。
「画面倍率・文字表示」のダイアログは、ステータスバー右端の倍率ボタンをクリックして呼び出しましょう。
記憶解除をしてからファイルを上書き保存してください。
確認のため、開いたときに確実に図面の全体が表示されるか確認してから送信しましょう。
個別の工事業務に特化したCADソフトを使おう
JWCADの全体表示は基本的な操作ですが、水道工事や電気工事の図面作成をこの操作レベルからマスターするには、かなりの労力がかかります。JWCADの操作をマスターするだけでなく、そこから「水道や電気の図面」を描くための訓練が必要になるからです。
たとえば水道工事の図面では、蛇口や排水桝(ます)などの専用記号が多く登場します。
複雑な専門記号の描き方もマスターしなければいけないのです。
「図面は頭に浮かんでいるのにJWCADで描く方法がわからない」というケースも多く発生するでしょう。
少なくとも全体表示のやり方がわからない状態では、専用記号などを含む図面の作成は困難だといえます。
このため、水道や電気の工事図面を作成する場合は「それぞれの業務に特化したCADソフト」を使うのがおすすめです。
専用記号をスタンプのようにクリックで貼り付けでき、お絵かきソフトの感覚で図面を描けます。
また、各自治体での水道工事・電気工事の申請書式にも対応しているため、申請作業もスムーズにできます。
水道工事なら「plusCAD水道V」がおすすめ
「plusCAD水道V」は、水道工事の図面・書類の作成に特化したCADソフトです。上下水道工事に関する配管図面や申請書類を簡単に作成できるようになっています。
キーボードやタブレットペンなどを使わず、マウスのクリックのみで図面を作成できるのが特徴です。
操作が簡単なため、図面作成の経験がない事業者の家族や事務員が使用しているケースも多くあります。
現時点でJWCADの操作を覚えるのに苦戦している水道工事の事業者であれば、一度「plusCAD水道V」の使い勝手をチェックしてみるといいでしょう。
電気工事には「plusCAD電気α」が便利
「plusCAD電気α」は、電気工事の図面や書類の作成に特化したCADソフトです。電気工事図面の作成では専用の電気用図記号や配線図記号が多く登場しますが、それらがスタンプのようにメニューに組み込まれています。
記号を組み合わせるような簡単な操作で配線図を描けるため、パソコンの操作が苦手な事業者からも高い支持を得ているソフトです。
図面を描きやすいだけでなく、重大なミスが発生しにくい仕組みも特徴です。
「plusCAD電気α」のなかには内線規定などの法令情報も盛り込まれているため、内線規定に抵触する作図のミスが起きないようになっています。
作業のスピードだけでなく確実性・安全性も高まるのが、「plusCAD電気α」の魅力です。
現時点で電気工事の図面を描くためにJWCADで苦労している事業者は、「plusCAD電気α」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
Jwcadで全体表示をする方法についてよくある質問
JWCADで全体表示をする方法は?~方法その1~
1つ目の方法は、「マウスの左右ボタンを同時にクリック」することです。こうすると「移動」という文字が出ます。
ここで、この「移動」の文字を無視してマウスを右上に動かしましょう。
すると「移動」の文字が「全体」に変わります。そこで左右ボタンから指を放すと全体表示になります。
全体表示に成功したら、また左右ボタンを同時クリックし、今度は「移動」の文字が出たら指を放してみましょう。
こうすると、その部分を中心として画面が移動します。
JWCADで全体表示をする方法は?~方法その2~
2つ目の方法は、画面下部のステータスバー右端にある「画面倍率・文字表示」ボタンをクリックすることです。「× 0.50」のように倍率が表示されていますが、これをクリックします。すると「画面倍率・文字表示」というダイアログがあらわれます。
メニューのなかの「用紙全体表示」というボタンをクリックしましょう。
これで、画面全体に図面が表示されます。
ステータスバー右端に「倍率」が表示されていない場合は、メニューバーの「設定」から「画面倍率・文字表示」を選んでください。
JWCADでファイルを送信するときの「記憶解除」設定とは?
JWCADのファイルを人とやり取りする場合は、「最初から全体表示された状態」のファイルを渡すことが大切です。通常は何もしなくてもその状態になりますが、そうならないこともあります。
ファイルが全体表示されていない状態になるのは、「表示範囲記憶」という機能を使って保存をした場合です。
この機能は文字どおり「表示範囲を記憶」してしまいます。
そのため、つぎにファイルを開くときも「前回の画面」から始まります。
その「前回の画面」が縮小しすぎた画面の場合、図面が見つからなくなるのです。
このような状態でファイルを送らないためには、「記憶解除」が必要になります。
「記憶解除」のボタンは「画面倍率・文字表示」のメニューのなかにあります。
「画面倍率・文字表示」のダイアログは、ステータスバー右端の倍率ボタンをクリックして呼び出しましょう。
記憶解除をしてからファイルを上書き保存してください。
確認のため、開いたときに確実に図面の全体が表示されるか確認してから送信しましょう。
全体表示の操作も簡単な専用CADとは?
JWCADの全体表示は基本的な操作ですが、水道工事や電気工事の図面作成をこの操作レベルからマスターするには、かなりの労力がかかります。JWCADの操作をマスターするだけでなく、そこから「水道や電気の図面」を描くための訓練が必要になるからです。
現時点で電気工事・水道工事の図面を描くためにJWCADで苦労している事業者は、専用CADの「plusCAD電気α」・「plusCAD水道V」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。