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  • 2024年07月30日

工事見積書のエクセルテンプレート5選

案件管理
工事見積書のエクセルテンプレート5選

見積書は工事費用の総額だけでなく、工事内容を顧客に伝えて受注につなげる大切な書類です。工事の事前説明をした証拠にも活用でき、言った・言わないのトラブル回避にも効果を発揮します。工事見積りのテンプレートを作成しておけば、会社として統一された見積書をスムーズに作成でき、顧客からの信頼も高まります。今回は、無料で利用できる工事見積書のテンプレートを5種類紹介します。

工事見積りのテンプレートとは?

まず、テンプレートとは必要な項目を埋めるだけで簡単に書類を作成できるように準備しておくひな形です。複写式の見積書も市販されていますが、近年では無料でダウンロードして利用できるExcel形式のテンプレートを活用する会社が増えています。
 

一般企業と同様に、建設業界でも工事の依頼主に見積書を発行して、工事内容ごとに金額を提示することが多いです。複数の会社に見積りを依頼し、価格や工事仕様を比較しながら発注を検討する企業も増えており、見積書の重要度が高まっています。工事ごとに一から見積書を作成するのは手間がかかるだけでなく、様式が統一されていなければ企業としての信頼にも影響を及ぼす可能性があります。
 

しかし、使いやすいテンプレートを作成しておけば業務の効率アップにつながり、業務管理が徹底しているという顧客への印象づけも可能です。見積書を活用して工事内容を説明すれば、工事に関するトラブルも防げます。作成した見積書は請求書の発行や次回以降の見積りにも活用できるため、共有フォルダーやクラウドへ保管するなど社員全員が簡単に確認できるようにしておきましょう。
 

見積書の構成と記載すべき項目

正確な見積書を作成してスムーズに取り引きをするためには、見積書の構成と記載すべき項目を把握しておくことが大切です。見積書は表紙・内訳書・条件書の3つで構成され、それぞれ記載する際のポイントがあります。まず表紙には、見積金額の合計金額、見積書の発行日、工事名称、有効期限などを記載します。見積書は再提出を求められる場合があるので、見積番号も必要です。また、従業員の健康保険や厚生年金などの法定福利費も記載します。
 

内訳書は見積明細とも呼ばれており、見積合計金額の内訳を記載します。具体的には、使用する材料の名称・数量・単位・単価・項目ごとの見積金額を記載し、工事規模や工種によっては大量のページ数になる場合もあります。特に電気工事は使用する材料が多く、内訳書のページ数が多くなりがちです。
 

条件書は工事範囲を示す書類で、工事内容や工事の着手・完成の時期などを記載します。発注者側とのトラブルを避けるためにも、工事の範囲や内容を明確にする条件書は必須です。たとえば、天災などによって工期が変更になる場合の条件、工事代金の支払時期や方法、第三者に損害を与えた場合の賠償金に関する内容などは必ず記載しましょう。また、契約に関して紛争が起こった場合の解決方法なども記載する必要があります。
 

無料・会員登録不要で使えるものも!工事見積書のテンプレート5選

無料で利用できる工事見積書のテンプレートを5種類紹介します。サイトごとの特徴や使いやすさを比較したうえで、自社に合ったテンプレートを選んでみてください。会員登録が必要なサイトもあるため、業務用のメールアドレスをあらかじめ準備しておきましょう。
 

テンプレートBANK

「テンプレートBANK」は、会員登録するだけで工事見積書をはじめビジネス向けの各種テンプレートを無料でダウンロードできるサイトです。青色を基調とした6種類の工事見積書が用意されており、縦向き・横向きだけでなく明細の備考有無も選べます。入力が必要な部分は赤枠で表示されています。
 

計算式が入っているタイプでは工事の名称や設備の規格と数量・単価を入れるだけで見積金額が自動計算され、消費税率の設定や内税・外税の選択も可能です。計算式の入っていないタイプもあり、会社の実情に合わせた柔軟な使い方ができます。
 

テンプレートBANK 「工事用見積書」のテンプレート(書式)一覧
https://www.templatebank.com/category/construction-estimate
 

[文書]テンプレートの無料ダウンロード

「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」は、会員登録をしなくても工事見積書のテンプレートをダウンロードできるサイトです。100種類以上の工事見積書が用意されており、取引条件の位置や縦向き・横向きなど社風や好みに応じた選択肢が豊富です。表紙付きの見積書では、丁寧な挨拶文とシンプルな挨拶文も選べます。
 

内訳の自動計算にも対応している他、明細に自動でナンバリングしてくれるテンプレートも用意されています。見積書だけでなく、工事注文書・請書や請求書など建設業で使えるテンプレートも用意されているので、会社で使用する帳票を統一する際も便利です。
 

[文書]テンプレートの無料ダウンロード「証憑・会計資料等―工事見積書」
https://template.k-solution.info/2006/06/04_1_2.html
 

bizocean

「bizocean」では2万種類以上のビジネス文書のテンプレートが提供されており、建設業向けの見積書も用意されています。ほとんどのテンプレートを無料でダウンロードできますが、最大10ページの明細書を作成できる有料の見積書も用意されています。利用する前に会員登録が必要ですが、GoogleやTwitterなどのサービスIDを使った登録も可能です。
 

無料の見積書でも見積内容の管理に対応しており、簡単な集計も可能です。例えば「見積管理003(建設業)」では、月ごとの合計見積額や顧客・工事種類の管理機能も備えています。また、工事概要や種類を細かく記載できるテンプレートも用意されています。
 

bizocean 「見積書」の書式テンプレート
https://www.bizocean.jp/doc/category/28/
 

bizroute

「bizroute」では会員登録なしで、26種類の見積書などの各種テンプレートを無料でダウンロードできます。工事見積書のテンプレートには工事概要や明細欄も設けられており、必要事項を入力するだけで見積書が完成します。デザインや書式などのカスタマイズも可能です。
 

見積書に消費税率が明記されている他、税額の自動計算にも対応しているため、2023年10月以降も適格請求書としてそのまま活用できます。送付状のテンプレートと合わせて活用すれば、丁寧な対応だと印象づけることができるでしょう。
 

bizroute 見積書テンプレート26種(エクセル) | 無料で登録不要
https://bizroute.net/mitumori_template.html
 

経費削減実行委員会

「経費削減委員会」では28種類の工事見積書テンプレートが提供されており、工事内訳書や内訳明細書も1つのExcelファイルで作成できるものも用意されています。デザインの種類も多いため、会社に合った色合いのものを選ぶとよいでしょう。利用したいテンプレートを選んだ後、会員登録時に指定したメールアドレスにダウンロードURLが送信される仕組みです。
 

「請求書・見積書セットテンプレート【工事用】(内訳書・明細書・送付状付き)」では、見積書の内容をもとに請求書も自動作成されるため、業務の効率が高まります。
 

経費削減委員会「無料で誰でも簡単に利用できる|工事見積書テンプレート一覧」
https://econavi.owners.ne.jp/template/search/gyosyu/381
 

まとめ

無料でダウンロードできる工事見積書のテンプレートを活用すれば会社として書式を統一でき、見積り作成の効率も高まります。Excelがインストールされたパソコンで利用できますが、請求業務や次回以降の見積もり作成に備えて、関係者全員が確認できる場所にデータを保管するようにしましょう。
 

見積りデータを社内全体で共有するためには、専用システムの導入が便利です。現場台帳管理ソフト「要 ~KANAME~」なら過去の工事内容をもとに見積書を作成でき、書式も統一されます。工事台帳・現場台帳と一緒に見積り情報を管理できるのも魅力です。確かな見積りを作成するために、「要 ~KANAME~」の活用をぜひ検討してみてください。
 


 

工事見積書のテンプレートについてよくある質問

見積書のテンプレートはどうして必要なのでしょうか?

見積書のテンプレートを用意しておくことで、会社が顧客に提供する見積書の書式を統一でき、明細の作成もスムーズに行えます。万が一トラブルが発生した際も、会社として作成した見積書だと顧客に対して明確にできるため、リスク対策にもつながります。
 

無料で使える工事見積りのテンプレートはあるのでしょうか?

テンプレートBANKやbizoceanなど多くのサイトで、工事見積書のテンプレートが無料で提供されています。テンプレートを加工して、自社ならではの見積書に仕上げることも可能です。会員登録にはメールアドレスが必要ですが、Googleやicloudといったフリーメールでも問題ありません。
 

作成した見積書はどのように管理したらいいのでしょうか?

見積書の内容は請求書の発行や工程管理などに必要となるため、すべての社員が確認できるよう共有パソコンやクラウドに保管しておくことをおすすめします。現場でも見積情報を参照できるシステムを導入するのも、情報共有の一つの方法です。
 

工事見積書の書き方は?

工事見積書の書き方に決まったルールはないものの、「公共建築工事見積標準書式」では、合計金額・法定福利費・工事に関する項目・作成者に関する項目の記載を推奨しています。このうち法定福利費とは、会社側が負担する従業員の社会保険料や雇用保険料のことです。
 

工事見積書の構成は?

工事見積書は、表紙・内訳書・条件書の3つがセットです。表紙で最も重要なのは工事の合計金額ですから、見やすいように大きな文字で明記します。また、見積書のタイトルは御見積書・見積書・概算見積書などですが、御見積書とするのが一般的です。内訳書には、表紙の合計金額の内訳として、使用する材料の名称・数量・単位・単価・見積金額を記載します。工事の規模にかかわらず、基礎工事・木工事・電気工事などの工種ごとにページを分けて作成するのが基本です。「工事一式〇〇円」などの不明確な内訳書は不信感を招く要因になるので避けましょう。条件書は、工事の範囲や工事に関する条件を記載します。条件が明確になっていないとトラブルに発展するリスクがあるので、細かい部分まで明確にすることが大切です。なかでも、工事代金の支払や工事の納期、損害賠償などの項目は忘れずに記載しましょう。
 

見積書の書き方の注意点は?

見積書の内容によって工事を受注できるかどうかが決まるので、見積書は正確な内容であることが基本です。そして、発注者側との認識に違いがないことも大切です。認識に違いが生じることで、工事が開始した後に大きなトラブルに発展するかもしれないので、見積書の作成は慎重さも欠かせません。金額や工事期間はもちろん、各種条件についても明確かつ理解されるように記載しましょう。また、発注者側は複数の工事業者に見積りを依頼する「相見積り」をするのが一般的で、自社が提出した見積りは他社と比較されています。そのため、可能であれば発注者に他社の見積り内容をヒアリングし、納期や金額などで自社が優位に立てる要素がないか確認しましょう。ただし、見積書に記載する金額は値引き前の価格で提出することが大切です。見積書を確認したうえで価格交渉しようと考える発注者もいるので、値引き後の金額を提示するのではなく、値引き前の金額を記載したうえで交渉に臨みましょう。
 


 

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